神戸のマジシャン一喜耀太のサイト

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肩書に踊らされていませんか?

マジシャンの広告を見ているとありとあらゆる肩書きを貼り付けて
デキるマジシャンを装ってる人 が目に付きます

まあ事実を羅列してるだけなのでその記述自体を非難する事もありませんし私も肩書きがあれば書いてるでしょう

問題はそこを依頼の決め手とする御依頼者様の方に在ります

〇〇コンテスト××位とか
△△で大成功を納めたとか
テレビ番組□□に出演とか
肩書きばかりを羅列しているマジシャンが見受けられます

でもその過去の肩書きがクライアント様の依頼で何をやってくれるかとは無関係だという事をご理解ください

過去の栄光をひけらかして自分をビッグに見せようとするマジシャンには辟易します

例えば大金持ちで金に糸目をつけないお客様がテレビで活躍(してた)マジシャンCを呼ぶことにするとしましょう

だとしても彼が看板からハンバーガーを出すことは100%ありません

ですがその大金持ちがマジシャンCを呼ぶ時には心の中で
ハンバーガーを出してくれるかそれと同程度のマジックを見せてくれるだろう
という皮算用にも似た期待があると思います
ですがハンバーガーを出すというのは実際には見れるわけがありません
あれはTV画面の中でしか演じられないマジックだからです

ですがCには
過去にテレビで看板からハンバーガーを出したことのあるマジシャン
という肩書がついて回ります
もし彼がテレビ(画面越し)以外のマジックの依頼を請けたらクライアント様にガッカリされるだけの結果しかもたらさないでしょう
ただしマジックなんかどうでもよくてC(タレント)に来て欲しいだけのクライアント様でしたら話は別ですが

過去にテレビでハンバーガー出したことのあるマジシャンという肩書とか
○○大会世界一位という肩書を引っ提げて依頼に向き合うならその期待に応えるだけの内容を保証すべきだと思います
ウサインボルトが100mを10秒以内で走れるという経歴の持ち主でも100歳になっても走れるでしょうか?
過去にできたからいつでもできると思うのは間違いです

ご依頼者様が見たいのは
過去に100のクウォリティの演技ができたけど今は20の演技しかできないマジシャン
なのか
今まで50のクウォリティしか出したことがないけど今でも50の演技を出せるマジシャン
のどちらですか?
過去にスゲー事ができた事のある人間が来てくれるならこの度の依頼の内容はどうでもいいですか?
過去の履歴の輝いている部分を晒すなら次の依頼ではその輝きの何%を放つ事ができるのか?
できるのかできないのかをマジシャン側として依頼者に伝えて然るべきでしょう

そんなあくまでただの過ぎ去った事実でしかない過去の栄光に勝手に期待を寄せ
自分の依頼もそれくらい輝かしい内容をやってくれるだろうと身勝手な皮算用をするご依頼者様が多いです

過去にハンバーガーを出した事があろうが
テレビ番組に出たことがあろうが
大会で優勝したことがあろうが

次のステージでのクウォリティと何の関係もない

という事に気付くべきです

過ぎ去った過去などどうでも良いはずです
この度の依頼には最低限この位はキープしてくれるという確信しか必要ないはずです
その為にはマジシャンに事前に噛み付いていくべきです
過去はそうだったかも知れないけど今でも同じ評価取れるの?とか
過去はどうでも良いとして次のステージでどこまでやってくれんの?と突っ込むべきです
面倒がるようなマジシャンだったら頼まない方が良いと思います

私が一番オススメしているのは依頼前に一度どの程度できるのか見せてくれと実際に演技をさせることです
一度も演技を見た事のないマジシャンを肩書きだけで決めるのは絶対にやめるべきです

もし過去の栄光や肩書きだけで依頼を決めるなら結果に満足しなくても文句を言ってはいけないと思います

次は「自分が頑張ります」と言うマジシャンについてお話してみたいと思います